山、花、街のブログです。


by triangleYYY

軽口御前男

江戸時代の、元禄16年(西暦1703年)に大阪で出版された、
「軽口御前男」という笑話集の、
序文の一部を現代語に直して紹介してみたいと思います。

このあいだ、京都に上ったところ、都の若い衆が、
「どうですか、彦八(この本の作者の名)さん、
大阪で何か珍しいことはありませんか、
お聞かせくださいよ」
というので、
「そうですな、夕べ、淀川で水が物を言いましたよ。
(物を言う=役に立つ。淀川の船便が便利だったとの意)
さあ、どんなもんです」
と話したら、若い衆がこれを聞いて、
「水が物を言う、ですって。
少しも不思議なことではありませんよ。
ここ京都では、露が噺(はなし)をするんですから。
(露の五郎兵衛という名高い噺家がいるということ)」
と返してきました。
(以下 略)

水が物を言い、露がはなしをする。
日本人は、面白い言い方をするものです。(H)
by triangleYYY | 2009-12-26 19:52 | Comments(0)